戌亥天中殺+生月天中殺

それでは、今度は戌亥天中殺と生月天中殺を合せていきましょう。

戌亥天中殺は、《現実虚》だと説明しました。

生月天中殺も、《現実虚》です。

算命学を学ばれていらっしゃる方は(虚虚の実)という基本原理はご存知の事かと思いますが、ここで簡単に説明をさせてください。

虚虚の実

-×-=+という陰陽学の基本原理に基づいております。

これは、日座中殺の男性は中年以降は弱くなるが、女性は現実的に逞しくなるという現象を説明する時に用いられるのと同じ原理です。

虚(-)× 虚(-)=現実(+)となりますが、その中身は、実(+)×実(+)=実とは違います。二元論なので、虚虚の実の方が実実の実よりしなやかで強くなり、故に乙乙は甲甲より強く、丁丁は丙丙より強く、己己は戊戊より強く、辛辛は庚より強く、癸癸は壬より強いという自然観察による哲学思想の説明にも用いられております。これらの理論は、一般社団法人数理暦学協会にて生年月日を用いない運命学講座(数理暦学)を開催しておりますので、そちらにご参加下さい。講座に行かれない方は、数理暦学協会のブログを読み続けて戴くと何となく理論が分かってくるかと思います。ブログは勿論無料なので上手にご活用戴けたらと思います。

想定法

想定法とは、生年月日を用いないて人を解析する方法であり、私はこの想定法こそが算命学の奥義中の奥義であり、一番洗練された鑑定方法ではないかと思うのです。

生年月日がなく、人を観察するだけでその人を解析できるなんて、とてもスタイリッシュですよね。高尾義政先生は、それが最も得意であったと言われております。その域に行くには全ての技法が頭に入り、逆から読み解いていく必要がありますが、もっと簡単なレベルから習得する方法もあります。

その一つが、虚虚の実の理論です。

例えば、女子校出身の女性と、男女共学で育った女性の違いを想像してみてください。

どちらが優しげで大和撫子と思いますか?

男性達は聖心や白百合など女子校に大いなる憧憬を持っているので、深窓の令嬢で優しげに感じるようですが、身近な女性達をみていても、女子校出身者の方が逞しいように感じます。

女系の女性と、しっかりとした男兄弟に囲まれて育った女性の違いと言ったら、もう少しイメージが出来るかもしれませんね。

女性は集団になると攻撃本能が強くなり、単独では守備本能になるという算命学の常識的な知識を用いればすぐに理解できます。こういう基礎知識を用いて理論展開していくのが想定法で、マスマーケティングにおいて役立つ知識です。

虚虚の実とは、ゼロがゼロではなく無限であるという東洋独特の考え方に影響を受けている考え方です。

戌亥天中殺&生月天中殺

戌亥天中殺は社会性及び現実が虚であり、生月天中殺も社会性及び現実が虚です。そうなると、虚虚の実現象が現れ、非常に現実的な生き方になります。

しかし、男女でも違います。

女性の場合、もともと現実的なので、
女性=現実的を+と置き換え

戌亥- 生月- 女性+となり、非常に現実的になります。

男性の場合、男性=精神有 現実虚となりますので、
戌亥- 生月- 男性-となり、理想主義的考え方が強まります。

しかし、男性=精神的 女性=現実的と大きく分ける事は今の多角的思考が認められている時代は無理もあり、カウンセリングの現場では、この人物は現実的な仕事をしているか、精神的な仕事をしているか、仕事による性格への影響や、独り暮らしか大家族かなどの環境因子を入れ込みながら、頭の中で分類訳をし、超現実的発想でくるか、超理想主義的発想でくるかを想定します。

これは想定法を組み込んだ算命学理論になり、それが上手に出来ると、カウンセリング技術も向上するでしょう。

占い師、鑑定者であれば相手の命式を鑑定すること自体に重点を置いておりますが、カウンセラーとなると相手の状況に応じた解析能力が必要となります。

私の経験から拝見すると、これは勉強した歳月に比例するのではなく、算命学に関係なく、いかに多くの方に接しているかの経験が大いに関係しております。算命学を10年学んだ方より、飲食業で毎日多くのお客様と接している方の方が感覚的に上手に解析されているな…想定法が上手いという事実を拝見すると、この学問は玉堂的要素と龍高的要素が必要なのだとつくづく分かります。

玉堂+玉堂=龍高 という考え方こそが虚虚の実であるのです。

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