生月天中殺(生月沖殺)について考察していたら、この言葉に出会い考察の糸がほぐれてきた。
後漢書の光武帝紀の言葉《赤心推して 人の腹中に置く》
赤心とは赤い心、つまり温かい心、血の通った心、真心である。推すとは、推測することであるから、気持ちが通じ合うなら、真心を持ってその人の腹の中にまで押入れという意味だ。
生月中殺の人は月支元命が沖殺されている。故に、自分自身、自分の生き方の根本が分からない。分からない事を楽しんでしまう人もいるが、極めて稀、普通の人は現状に不安になる。何を目的にどのようにしたら良いのか分からないので、理想理念だけが高くなる。その為、足元が見えなくなる。
そのような人たちには、ピュアな真心ほど効果のあるものはないかもしれない。ストレートでピュアな真心で心の中に押し入るしかない。
そうしてほしければ、生月中殺の人こそ、ピュアな真心を持たねばならない。人の邪念を見抜いてしまう感性の強い自分だからこそ、自らがピュアな情熱、人を思いやる気持ちを持てば、周りの人が押し上げてくれるから。
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