天中殺について、私が清水先生より教えて戴いたことは、天中殺に能動的行動を起すとどういうことになるか…先生のご経験を基にご指導戴いた実践論になります。六十干支理論に基づく原理は教えて戴きましたが、その哲学的理論を学ぶことはなく、ずっと抱いてきた疑問がありました。
なぜ天中殺は天中殺なのか?
これらの疑問を解くためには、道教・仏教、イスラム教からユダヤ教・キリスト教まで幅広い他宗教との比較文化論が必要となります。それは、高尾算命学から離れていく事になるため、一般社団法人数理暦学協会を立ち上げました。
天中殺についての理論考察は、孤虚理論(数理暦学協会HP)にまとめてありますので、ご興味のある方はご一読下さい。
出来る限り分かりやすく書くように心がけているつもりですが、内容が難儀なため、限界があります。ご興味ある方は、数理暦学協会のセミナーにご参加戴ければと思います。(開催時期が決まりましたら、ご案内致します。)
孤虚理論は中国の時空間理論です。つまり、中国人が時間というものをどう捉えていたか…という理論になります。
天中殺は時空間理論
天中殺理論は時空間論なので、研究分野としては非常に興味深い分野です。
天中殺は立体五行説を用いる為、私の個人的な考えですが、ヘレニズムの影響が強いと思っています。彼らの幾何学理論を代数理論に落とし込んだのではないかと想像していますが、これらの発展と論争と検証は、数理暦学協会で行って参りますので、宜しければブログなどを通して学んで戴けたら助かります。
算命学カウンセラー協会は、高尾義政氏、清水南穂氏の偉大なる研究と功績を次世代に伝えることを目的としておりますので、あくまでも純粋な算命学を伝承する事に徹したいと思います。
次ブログは《天中殺中の結婚問題》についてもう少し掘り下げて考えていきましょう。多様化した時代に高尾算命学をどのように適合させていくか、これは私に託されたミッションと思っておりますので、協会の集まりなどで皆様と共に語り合えたらと思います。
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