算命学にご興味をお持ちの方に、《算命学と出会ったきっかけ》を伺ったところ、結構多かったのが、マクロビオティックに興味を持ち、陰陽五行論について調べていたらこのような学問があったことを知りました!というご意見でした。
ローソンにいくと、マクロビコーナーがあったり、雑誌などでも美容特集やストレスケアコーナーで特集が組まれていたり…
食・こころを繋げていくと、陰陽五行論をベースにしたマクロビと算命学は相性が良いのかもしれません。
算命学×マクロビオティック
マクロビは、マドンナのお陰でオシャレなイメージが定着していますし、マクロビレストランやカフェも多く、お洒落な女性が気軽に集まりやすい空間です。
最近は、マクロビカフェやレストランを見る事も多く、どこも意識の高い女性達に人気です。
《算命学カウンセリング》というと占いっぽくなるので…
マクロビと同じ《陰陽五行論による人生アドバイス》とすれば、お店とのコラボや協力も受けやすく、コラボ展開にも良いのではないかと思うのです。
勿論、思いっきり占いをやりたい人は思う人はコラボなんてせずに《算命学占い》の看板の方が良いでしょう。
しかし、《算命学鑑定》の看板を堂々と出すにはちょっと敷居が高いと思う方は、《マクロビと同じ陰陽論に基づいたこころのカウンセリング》あたりで留めておくのもひとつです。
相性を考える
このように、同じようなカテゴリーの異業種コラボは相性が良い組み合わせです。
相性判定の基礎知識を組み込んで、マーケティングビジネスを考えてみます。
相性とは、お互いの共通項がある程度あることで、理解度があり、かつ、補完の良さが成立する関係です。皆様ご存知の相生相剋理論でいうと、程良く相生され、程良く相剋される関係で、そのバランスが最も難しいかもしれません。
私はフラワーアレンジメントをやっていましたので、相性というと、花の組合せを想定しながら捉えています。
例えば、菖蒲とアヤメは非常に似ています。厳密に言うと違う花のようなのですが、両方とも同じアヤメ科アヤメ属です。
では、この菖蒲とアヤメが相性が良いかというと、誰がみても変な組み合わせだとは思いませんが、わざわざアレンジする程もない、同質です。
良い組合せというのは、アレンジすることで、お互いが引き立つ関係を良しとします。
菖蒲とアヤメだと、誰がみてもおかしいとはいいませんが、すごいね!とも言いません。
折角苦労して組合せても、永遠に勝負とアヤメです。
同化というのが、果たして相性が良いかどうかです。
例えばスポーツをしていて、積極的で素早く動く女性が、同じような女性と組んでも《早く動く女性の集団》という一括りにされて、本人の長所が引き立つことはありません。かといって、のんびりしている集団と組むとストレスですから、それが相性が良いとも言えないわけで、このように相性とは、一言良い悪いと簡単に言い切れるものでもないのです。
結婚の場合も同じで、自分がのんびりしているから、同じようにまったりしている相手の方が、違和感は感じず《自分らしく》生きることができます。
これは、菖蒲がアヤメとアレンジされることで、《自分らしく》見えるのと同じです。
相性で言えばもう一つ、どちらかが主役になると決まっていれば、これは比較的簡単です。
バラとカスミソウがそうです。バラもカスミソウも、主役はバラだと思っていますし、これはすみわけがきちんと出来ています。
つまり、相手と力量やキャラが全く違っていて、主従関係が明確な組み合わせ、これは相性が良いと捉えます。
算命学、異業種とのコラボ
さて、算命学とマクロビオティックの相性を考えます。
これは、同根異種の場合です。
例えば、チューリップと水仙は同じ球根花です。私は白磁に花の絵を描くのですが、これは相性の良い組み合わせです。チューリップとバラよりも、何となく落ち着きがありしっくりときます。
勿論マイセンやヘレンドなどには、チューリップとバラが盛り込まれたモチーフを見ることはありますが、これは王様と王妃の関係であれば上手くいき、その他にたくさんの小花が取り囲んでいるという事に限定されています。
話が大分それました。
つまり何がいいたいかというと、算命学とマクロビオティックは、チューリップと水仙の関係で、同じ季節、球根科という同根異種のため、相性が良い組み合せと捉えます。
つまり、チューリップが好きな人は、比較的水仙も受け入れやすい素地があります。勿論水仙のあの匂いが嫌いというのはあるでしょうが、チューリップのマーケットと、水仙のマーケットは比較的同じであるため、お互いを引き立てる効果もあり、アレンジも上手くいくという感覚です。
そういう意味では、算命学とマクロビや薬膳レストランは相性がとても良いのではないかと思うのです。
今まで、算命学はどうしても《占い》要素が強く、横浜中華街の占い師の方々のイメージが強く、独特の業界から抜け出ていません。受ける方もあのスペシャル感がワクワクして楽しいというのもありますが、中々セッションを受ける機会が見つかりにくいのも事実です。
マクロビレストランで、気軽にセッションを受けることが出来たら、少し敷居が低くなり、悩める女性達のサポートステーションの役割も果たすのではないでしょうか?
若い女性達に対して、経験豊かなお母様世代の女性達の方がいいんです。人に役立ちたいという気持の豊かな女性達が、ちょっとお洒落して、お洒落な空間で算命学のカウンセリングをされたら、素敵ではないかな…と思うのです。
「今週は忙しすぎて、きちんとしたご飯食べていないし… 会社帰りに、独りでマクロビレストランにいって、きちんとしたご飯食べながら、セッション受けて、気持ちを整えよう」という、心と身体のケアをできるような空間があったら面白いですよね。
勿論ご自身が薬膳やマクロビ料理を作る必要もなく、そのような空間でそのようなサービスを行わせて貰うというのであれば、現実的だし、素敵ではないでしょうか?
営業されるには、少し薬膳なりマクロを知って戴きたいので、よろしければ、一般社団数理暦学協会のブログ記事にて、マクロビオティックや薬膳について記事を掲載していますので、お時間がある時にのぞいてみてください。
マクロビはマドンナやトムクルーズやニコールキッドマンが愛用していることで有名になったため、ハリウッドセレブが考案したと思っているかもしれませんが、実は明治のガチな男、桜川如一がガチに創りあげた日本の文化です。
世界に広めなければ広まらない!
高尾義政ご宗家も、晩年はパリで広めたい!という夢をお持ちでした。
お弟子様でもありました高尾学館の中村校長がフランス語に堪能なビジネスマンだった事もあるでしょうが、もしかしたら桜川如一先生の話が影響したのかもしれません。(これは私の想像です!)
もしご宗家が夢半ばで倒れることなくご健在でいらっしゃったら、算命学はいまどのように発展していたかと想像するのです。
もしそうなっていたら、どのような世の中になっていたのでしょうか?
もしそうなっていたら、どのような形で広められたのでしょうか?
などと、たくさんの事を想像しながら、ご宗家の想いに夢を馳せるのです。
人間の一生は時間という枠にはめられたものですが、夢には枠はありません。
次世代のどなたかが継承し、そしてまたどなたかが継承し、夢をつなぐ人達が生まれることを祈っています。
マクロビオティックも算命学も、古代中国理論を基礎として、日本人が作りあげた文化ですから。
日本は文化の終着点、永い間そうだったものが、産業の発展により、太平洋を渡ってアメリカに上陸し、地球を一周して戻ってくると、世界の文化になるようです。
文化とは水の流れと同じ事。それまで日本で終わっていたものを、太平洋を渡ることで、世界の●●になるのかもしれません。
拝、
山脇史端
この記事へのコメントはありません。