玉堂星/高尚

玉堂星について説明しましょう。
算命学では「玉堂星」
私が主催しているもう一つの協会、
一般社団法人数理暦学協会は、
人物性格プロファイリングメソッド「暦学」として発信しているので、
「高尚」という性格名を用いております。

「玉」とは、
希少性が高く「美しい外観」を有する石です。

パワーストーンのような石、
翡翠や碧玉のような硬い石、
緑閃石のような柔らかい石など、
バラエティは豊かです。

「美しい外観」にも個人差があり、
翡翠をエメラルドより美しいと感じる人もいるし、
ダイヤモンドよりラピスラズリの方が美しいと
感じる人もいます。

「堂」とは、神仏を祀る建物、
賓客や礼式などに用いる応接間でもあります。

つまり、
玉堂星(高尚)の人物像とは、
「美しい玉の御殿に鎮座して、賓客を応対していたい人物」
と解析、故に高尚・高潔な性格を目指す人物という事になります。

そのため、本当に、
由緒正しき名家の出身で、理想的な環境にいる人物であれば、
何らストレスを感じないでしょう。

気負う必要もなく、
その正当性を維持しながら
静かに大人しく、
廻りの環境に追従して、体制に準じていきます。

生まれ育ちは庶民でも、
一流の教育を受け、一流の人に囲まれた環境、
社会的にいう正統な環境にいる人物であれば、
組織に大人しく追従し、
その範囲で自分の力を思う存分発揮していきます。

しかし、ほとんどの所有者が庶民生まれ!

だからこそ、人間学は面白い!

庶民であっても、
由緒正しきもの
正統な世界を求めます。

しかし、理想的な環境、一流の人に囲まれても、
年齢と共に、玉座に座れなくなると、
(特に女性の場合は敏感に感じとります)
こころが不安定になります。

敏感に感じとれる人は、
玉座から降ろされる前に自分で降りますが、
多くの人は気づいても自分を騙して玉座に安住、
廻りからチヤホヤされなくなった時に、始めて、
玉座には違う人が求められていることを実感し、
自信喪失、心が不安になるのです。

別に自信喪失する必要はなく、
玉座を素直に降りればよいだけのこと。

古来より、玉堂星(高尚)は美しき人が多しというため、
美しさは色あせるため、引き際が大切です。

かぐや姫を見てご覧なさい。
多くの男性を翻弄してきた自分の美貌の陰りを知って、
月に還って行ったではありませんか。

玉座に座る時代は終わったと、
次の世界に移れば、
そこから本来の美しき世界が始まります。

それでは、玉座を降りた美しき人は、
その後どのような人生を歩むのが、王道だと思いますか?

街に降りて居酒屋をやる?
それとも出家する?

答えは

出家…。(こころの出家です)

玉堂星(高尚)所有者は、年齢と共に無意識に、
「伝統」「古典」の世界に引っ張られます。

若い頃は、漢字が苦手だから、
古典なんか難しそうだから、
縦社会は不得意だから、
年寄りっぽくて退屈そうだから、
などと理由をつけて、
自分とは関係ないと思ってきた世界なのに、

40歳を過ぎたあたりから、
色褪せた頃から、

何となく、
何かしらクラッシックな
何かしらアンティークな
何かしらノスタルジックな
何かしら日本や自然、神社や仏閣、
東洋、歴史に関連した事柄に無性に惹かれてきます。

東京より鎌倉に惹かれたり、
大阪より京都に惹かれたり、
名古屋より伊勢に惹かれたり…。

あなたが玉堂星(高尚)所有者で、
もしこころ覚えがあるのなら、
あなたの性格は健康的に稼働しています。

玉座に固執して、どうにか皆を引き留めようとあがいていたら、
「こころの出家」をしない限り、
こころはいつまでも不健康なままでしょう。

この傾向は、年齢と共に深まります。
若い時はお金や物欲が強い人も、
年齢と共に、仕事に対するモチベーションも、
お金や名誉ではなく、
もっと高尚な世界のもの、
哲学的なもの…

例えば、
人が幸せになることをサポートする、
自然や文化を守る、
地域貢献、伝統の継承、
そのような、観念的な精神世界にグイグイと惹かれていき、
またそのようなご縁を引き寄せます。

そしてもう一つの大きな特徴は、
年齢と共にやたらと母性本能が強まること。

高尚な本能なので、我が子に限定されたものではなく、
人類全体の母といいましょうか、
子供達、若い人、サポートを必要とする人に役立つことを喜びとします。

男性心理はより複雑です。
玉堂星所有者の男性は、
「由緒正しき名家の生まれ」だと夢想する人物。
または、「前世、名家にいた人物」と捉えて下さい。

それがポイントで、そう考える事で許せます!

そうなると、自分の母親は、
「由緒正しき美しき女性」であるべきという妄想にとりつかれています。

故に、母親想いである反面、現実の母に対しては口うるさい。
マザコンの割には口うるさいという相反する性格が生じるのです。

現実の母に対して、理想を追い求める。
母親が叶わない場合、その想いは妻に移行します。
年上の女性を好む人も多く、
この人物の妻たちは、理想の母親役も演じなければなりません。

母親を何かと否定していても、
その母が病になったり、年老いてくると、
これがとても優しく接するのです。
年老いた母は、その人物の中では、
「伝統ある由緒正しき血筋の母」になっているから。

妻に対しても同じこと。

彼らの追い求める理想の女性像は、
吉永小百合さんでしょうか。

彼女が演じる母親の姿こそ、彼らの理想とする「母親」かもしれません。
しかし、あれも女優さんの演技です。
あんな母親は中々実在しないと、女性たちは分かっていますが、
玉堂星男子は、その幻を永遠に追い求めていきます。

玉堂星(高尚)の人物の居場所は、
「美しき玉で造られた表御殿」

表御殿とは、賓客を迎える正式な応接間であり、
そこで賓客を接待していたい。

故に、仕事に対しても正統性がないものは嫌がります。

そして、どのような玉の御殿か観察する必要があります。
また、玉座なので、相手が頭を下げてくる商売が向いています。
故に、玉堂星には教育関係者や医者、
弁護士などの士業が適職だとなるのです。

しかし、玉(美しい石)は、脆くて傷つきやすい。
硬度も柔らかいものから、硬いものまで様々です。

非常に傷つきやすい、脆い玉で出来た表御殿に鎮座している場合、
知らない事や、不安な事があると、やたら喋ります。
とにかく喋り続ける、それも意味のない話を。

何故かというと、賓客をもてなさなければならず、
高尚な言葉が発せないからです。

その不安を隠すために、やたらどうでもいい事を話す。
但し、話し方が流暢できれいなので、
いかにも良い事を言っているかのように聞こえます。
しかし、よく聞くと、内容が伴わない場合が多い。
自信がないなら、賓客ではなく、
一般客を相手にすれば良いのですが…
相手にしたいのは、賓客だけ。

これが、脆い玉の御殿に座っている人の特徴です。
そのことを、一番よく分かっているのが本人です。
そのため、その人に反論すると傷つきたくないから、
100倍になって返ってきます。

だからこそ、本人は辛いのです。
その場はやり過ごしても、そのままだと
年齢と共にこころは益々バランスを失います。

硬度の高い安定した御殿の住人であれば、
静かに黙って相手の話を聞きます。

何が玉の硬度(安定度)を決めるかというと、
知性の量です。

そのため、年齢と共に、美しさより質実剛健を求めた方が安定します。

高尚・高潔な人物であれば、どのような御殿でも賓客は訪れます。
草庵でも。
故に、玉堂星は心静かな美しい空間の住人、
絵でいえば山水の水墨画の人だというのです。

山水の水墨画に住む吉永小百合… そんなイメージ。

こころに不安定さを感じていたら、
教養を身につけること。それしか処方箋はありません。
特に、年齢を経るに従い、こころの安定と教養の深さは比例するようです。

言志録199条
人の受くる所の気、其の厚薄の分数、大抵相たり。躯の大小、寿じゅしゅうたん、力の強弱、心の智愚の如き、大に相遠ざかる者無し、其の間に一処の厚きを受くる者有れば、皆之を非常と謂う。非常なるは則ちしばらく之を置く。すなわち常人の如きは、躯と寿と力との分数、之を奈何いかんともすべからず。独り心の智愚に至りては以て学んで之を変化す可し。故に、博学、審問、慎思しんしも明弁、篤行とっこう、人之を一たび十たびすれば、己れ之を百たび千たびす。果して此の道を能くすれば、愚なりと雖も必ず、あきらかに、柔なりと雖も必ず強く、以て漸く非常の域に進む可し。蓋し、此のことわり有り、ただだ常人は多く遊惰ゆうだにして然する能わず。に亦天に算籌さんちゅう有るか。 

ひとの身体は生まれ持ってのものであり、
どうすることもできないが、心の利巧、馬鹿、強さだけは、
学ぶことで成長させることが出来る後天的なものである。

例え生まれつき心が弱くても、頭が良くなくても、
ひとが10するのを、自分は1000するという、
努力をすることで、いかようにも変えることができるのだ。

しかし多くの人がそれを知っていても、
気づかぬふりをして行わない。

子供の頃から、「努力の人が成功する」という話を
何百回も聞いてきているにも関わらず、
私たちはその成功パターンに準じていない。

玉堂星(高尚)所有者は、
ひとつずつ丁寧に学ぶことが出来る性格です。

こころのバランスを崩したら、
まずは、知性を磨く努力を行うようにしてください。

玉堂星(高尚)所有者は、静かな環境で学べば学ぶ程
心が安定していきます。

逆に言うと、幾らお金があっても、人気があっても、
知性を磨き続けない限り、こころの安定は得られません。

そして、一生学び続ける人でいること。
一生学び続ける限り、一生こころは安定され、
あなたにとっての賓客との会話を通して、
こころが満たされた充実した晩年期を迎えることが出来るでしょう。

これが玉堂星所有者の成功の秘訣かと思います。

山脇史端

 

最後までお読み下さり
ありがとうございました。

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